職階
特任教授氏名(漢字)
島 治伸氏名(ローマ字)
SHIMA Harunobu保有する学位
修士(教育学)、医学系研究科博士課程(社会環境病態医学)単位修得退学担当する授業科目
発達心理学、臨床心理学概論、心理療法、教育相談、カウンセリング、幼児理解の理論と方法研究テーマ
① 障害児・病弱児の心理と教育
(発達障害を含む心身の障害および病気のある子どもの心理適応や指導方法などに関する研究)
② コミュニケーション支援
(発達障害を含む心身の障害・病気や加齢によるコミュニケーション障害に対する情報機器の活用を含む支援に関する研究)
③ 環境とストレス
(家庭や職場における人的・作業的・物理的環境とストレス、およびその対応に関する研究)
学会での活動状況
日本育療学会(顧問) 日本環境感染学会 日本教育心理学会
日本こども学会 日本子ども虐待防止学会 日本発達心理学会
日本質的心理学会 日本特殊教育学会 ほか
社会での活動状況
<過去10年間の委員・講師等(抜粋)>
国立特殊教育総合研究所(特別支援教育総合研究所)研究協力員(1991~2015年度)
日本学校心理士会徳島県支部副会長(2006~2015年度)
日本育療学会 理事長(2013~2016年度)
徳島県発達障害者支援体制整備検討委員会委員(2007~2016年度)
徳島市特別支援連携協議会 委員(2005~2019年度)
徳島市教育振興基本計画策定委員会 委員長(2019年度)
徳島県スクールカウンセラー選考委員(2013~2020年度)
鳴門市障害者基本計画・障害福祉基本計画・障害児基本計画策定委員会 委員長(2017・2020・2023年度)
徳島県教育委員会教育職員免許法認定講習(病弱児の心理・生理・病理 等) 講師(2006~2021年度)
鳴門市障害支援区分審査会 委員(~現在)
国立病院機構徳島病院倫理審査委員会・受託研究審査委員会 委員(~現在)
<役員等(2024年度)>
一般社団法人 日本支援技術協会 監事
一般社団法人 日本育療学会 顧問
特定非営利活動法人 子どもの発達研究室きりん 理事
公益財団法人 介護労働安定センター ヘルスカウンセラー・雇用管理改善サポーター
現代心理学研究所 代表理事
マジカルトイボックス アドバイザー
本人からのメッセージ(社会貢献など)
大学病院勤務を振り出しに、病弱及び肢体不自由養護学校・県教育委員会・文部科学省特別支援教育課で、特別支援教育や心理分野の専門職(視覚障害と聴覚障害を除く)として長く関わってきました。本来の専門は「地域臨床心理学」分野ですが、本学では、発達心理学や臨床心理学、心理療法やカウンセリングなどの基礎を、臨床心理学的地域援助やコミュニティ心理学の立場から担当しています。
なお、臨床場面ではパーソナリティの特性や発達障害系を要因とした不適応・コミュニケーション障害を中心とし、資格取得後10年未満をめどとした心理師(心理士)のスーパーバイズや困難事例の検討及び援助を行う一方、医療を含む各領域での調査や臨床研究をベースとして、根拠に基づいた個別支援もを行っています(延べ2500件を超える個別相談事例について関わりました)。
地域貢献に関心を持っているテーマ
ここ数年多くなった相談ケースとして、医療や福祉分野に勤める人のメンタルヘルスの問題があります。関連して、大人の発達障害に関連する諸問題(職場の不適応や触法など)もずいぶんと増えています。
ご本人や周りの人の心理的・精神的健康について考えていきたいと思っています。
研究業績
過去10年間のみ(前は省略)
<著書(編著・共著含む)>
「ポケット管理職講座 特別支援教育」2014年、教育開発研究所、共
「特別支援教育の到達点と可能性」2016年、金剛出版、共
「重症心身障害児のトータルケア」2017年、へるす出版、共
「標準「病弱児の教育」テキスト」2019年、ジアース教育新社、編
「児童虐待と障害者虐待 基礎編」2019年、ジアース教育新社、編
「改訂版 標準「病弱児の教育」テキスト」2021年、ジアース教育新社、編
「デジタルアクセシビリティアドバイザー認定試験公式テキスト第三版」2023年、エンパワメント研究所
<学会発表(シンポ含む)等>
「環境消毒剤の変更による感染管理・医療安全の向上」2014年、日本環境感染学会
「境消毒剤の変更による感染管理・医療安全の向上、暴露防止への取り組み」2016年、医療の質・安全学会
「先読みしないコミュニケーション-ALS患者と文字盤を使用して-」2017年、医療の質・安全学会
「検査結果の伝え方ガイドラインの作成」2017年、日本LD学会
「病弱教育におけるICTの効果的な活用」2017年、日本特殊教育学会
「健康行動科学と病弱教育」2017年、日本特殊教育学会
「病気の子どもへの教育を世の中に知ってもらうためには-病弱教育研究から特別支援教育への提言-」2018年、日本特殊教育学会
「自動車運転免許証更新時等において『認知症のおそれあり』と判定を受けた高齢者への認知機能検査」2018年、日本早期認知症学会
「スモン患者に対する心理的アプローチ」2018、国立病院総合医学会
「スモン患者の精神的健康に対する心理支援の探索」2019年、国立病院総合医学会
「継続的支援につながるアセスメント」2019、日本K-ABCアセスメント学会
「パーキンソン病患者において唾液αアミラーゼは精神的ストレスのバイオマーカーとなりうるか?」2020年、日本神経学会
「パーキンソン患者における唾液αアミラーゼ活性の臨床的意義」2020年、国立病院総合医学会
「パーキンソン病リハビリテーションにおける精神的ストレスに対する効果」同
「スモン患者の精神的健康度:パーキンソン病患者との比較」同
「唾液αアミラーゼは健常者のストレス指標にはならない:パーキンソン病患者との違い」2021年、日本神経学会
「ASD児のPECSフェイズからみたJIS絵記号利用について〜情報デザインとAACシンボル~」2022年、コミュニケーション障害学会学術講演会
「保育者による4歳児へのS-JMAPの実施」2022年、日本感覚統合学会研究大会
<学術論文(査読有:共)>
「Medical examination of patients with SMON in Tokushima of 2016」2017年、Journal of Tokushima National Hospital 2017
「Necessity of clinical psychological approach to patients with SMON」2018年、Journal of Tokushima National Hospital 2018
「次亜塩素酸水の病院環境整備としての安全性と有効性の検討」2019年、日本環境感染学会誌第34巻第2号
「Mental Health in patients with SMON:Comparison with Patients with Parkinson’s disease」2021年、Journal of Tokushima National Hospital 2021
「Medical examination of patients with SMON in Tokushima of 2022」Journal of Tokushima National Hospital 2022
「Psyhological adaptation to stress in elderly using sentence completion」Journal of Tokushima National Hospital 2022
「スモン患者におけるストレスレジリエンスと心理的適応」Journal of Tokushima National Hospital 2022
「対極性思考法の創出とパーキンソン病に対する効果」Journal of Tokushima National Hospital 2023